山のモノ。

こだわりの軽量化・登山道具を語りたい。

【軽量化】山と道 ONE【ザック】

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【軽量化の軌跡 「ザック」編】

 

ザック軽量化

2608g GREGORY「バルトロ85 S」

〇容量80L。数泊のテント泊なら何でも入る。
〇20kgを背負ってもふらつかない。背負い心地とバランスが最高。
〇ボトルホルダーが斜めについていて、非常に取りやすい。
〇各種ポケットも十分で、小物の整理に便利。
・自重がとても重い。
・ハイドレーションポケットがアタックザックになるが、簡易的過ぎて、
 ベースキャンプ後数時間以上行動する僕のスタイルには心許ない。
・フロントポケットは伸縮性があるが、もう少し容量が欲しい。

 ↓

910g 山と道「ONE」

〇自重がとても軽い。
〇カーボンフレームが入っていて、適度な安定感と背負い心地がある。
〇フロントポケット、ジッパーポケットが大容量でとても使いやすい。
〇サイドポケットが大きくて、ボトル、ポール、三脚、何でも入る。
〇最適耐荷重は11kg。むしろこれは軽量化に有利と考える。
・ヒップベルトポケットはなく別売。つけてみたが開けにくく使わなくなった。

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【ザック軽量化 -1698g】

 

考察

まず、僕の装備軽量化の状況。
パックウェイトで20kgあった荷物が、
現在は水2kg+食料1kg込みで、10kg未満の想定まで落とせている。
ベースウェイトは6kg台だ。

ここまで落とせた要因の一番は、ザックを変えたことにある。
それは、ザック自体で1600g落とせたことや、
容量が80Lから55Lへと減ったこともあるけど。

何より効果的だったのは、「最大荷重制限」。

 山と道「ONE」は、快適に背負える重量を11kg程度と設定している。
これにより、11kg内に収まるように内容物を選別する意識が生まれる。
余裕があれば持って行きたくなるようなもの、例えば折り畳み椅子なども、
容赦なく除外せざるを得なくなる。これが効いた。

テント泊装備をそろえるアドバイスとして「ザックは最後に」というのがある。
用意した荷物の「容量」に対して、ザックを選べということだ。
でも、自分の道具を全部合わせたら何Lくらいになるのか。
正直今でも全くわからない。

しかし、重量は一つ一つ計ることができる。合計も計算できる。
僕は表計算ソフトを使って合計重量を計算し、11kg以下に合わせていくことで、
「持って行きたいけどあきらめる道具」を増やし、
「買い替えが必要な道具」を見極め、軽量化していったことになる。

 

今後の方針

GREGORYの「バルトロ85 S」もとてもいいザックだった。
収納はたっぷりあったし、20kgでも、体力不足の僕がなんとか歩けたのは、
背負い心地とバランスの良さがあったからこそ。
それでも、使わない機能も多く、如何せん自重が重すぎた。
容量があったばかりに、いろいろ詰め込みすぎたせいもある。

その点、「ONE」は、僕のニーズにぴったり合っていた。
次にザックを更新するときは、11kgでどうしても収まらない、
長期縦走などに手を出したときだろう。
今のところ、3泊くらいまでなら何とかなりそう。
買うとしたら、40~50L、自重1200g以下、耐荷重15kgといったところ。
ちょうどよさそうなザックはあるのかな。

 

次の投稿からは、どのようにして、僕が10kgを軽量化していったのか。
「ONE」の中身についてまとめていきたい。