山のモノ。

こだわりの軽量化・登山道具を語りたい。

【軽量化】MAMMUT「エアロスピードジャケット」【レインジャケット】

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 しなやかな着心地が快適。シルエットもかっこいい。

【軽量化の軌跡 「レインジャケット」編】

  

255g(公式) mont-bell 「レイントレッカー ジャケット」

〇過不足なく、レインジャケットとして普通に優秀。
・凡庸。良くも悪くも実に普通。

 

 ↓

 

190g(実測) MAMMUT「エアロスピードジャケット」

〇十分な防水性能。
〇フードはあごの上までしっかりと覆い、風が吹いても雨が入ってこない。
〇非常にしなやかな着心地で、行動中も着られ、ウインドブレーカーとしても活躍する。
〇シュッとしたシルエットでかっこいい。光沢のない白色もいい。
・大雨や強風の環境下で、耐えきれるかは若干不安。
・汚れは目立ちやすい。

 

【レインジャケット軽量化 -230g(ウインドブレーカー削除分含む)】

  

経緯

もともと、富士登山から登山を始めた僕。
もちろん、レインウェアは初期から用意していた。
スポーツ用品店で安売りしていた、上下8000円のレインウェアだ。
雨具としての性能に、不満はなかったが、軽量化を意識し始めたころ、
重さをはかってみたら上下で600gくらいあった。

少しでも軽くしたかったが、レインウェアは正直出動回数は少ない。
雨が降らなければ、使用しないからだ。
なので、なるべく安く、それなりのものを手に入れたかった。

なるべく安く、性能は十分なものを。そんな時はモンベルだ!
値段と性能のバランスを熟考して、購入したのが「レイントレッカージャケット」。
後日エントリーする予定の、ファイントラック「エバーブレスレグンパンツ」と合わせて、
450g程度まで抑えることができた。

そんなある春の日。
地元のアウトドアショップをぶらついていた時、ふと目に留まったウェアがあった。
セールで安くなっていたとはいえ、2万弱もするウェアだったが、
羽織ってみると、サイズ感がちょうどよく、白色も気に入った。
春先に着るにはちょうどいいかと、思い切って買ったそのウェアが、「エアロスピードジャケット」だった。

つまり、購入時点では、「エアロスピードジャケット」が完全防水であることは知らなかったのだ。
後から調べて、防水ジャケットであることを知り、レインウェアとしての運用を考え始めたのである。

 

現在のモノについて

 「エアロスピードジャケット」

はじめに、この「エアロスピードジャケット」は、
今は後継モデルの「マサオライト HS フーデッドジャケット」が出ている。
僕が購入したのはちょうどモデルチェンジの時で、安く買えたようだ。
今のモノが壊れたら、次は迷わず「マサオライト」に買い換えることだろう。

「エアロスピードジャケット」の購入動機の一番は、かっこいいこと。
MAMMUTのウェアは、ダボ付きが少なくシュッとしていてシルエットがいい。
しかし、きついとか、動きにくいということもない。適度なストレッチ性もあり、ストレスがない。
マットな質感の白色も、黒系のパンツが多いため非常によく合う。

生地はパーテックスシールド(Pertex Shield)。シャカシャカした感じはなく、しっとりしている。
素肌に着ることはあまりないが、それでも不快感は少ないだろう。
ストレッチするので、突っ張る感じがないため、行動中に着ても動きやすい。
防水性能も十分で、雨の中の行動となった木曽駒ヶ岳でも、最後までしっかり撥水してくれた。

着心地がよく行動中にも十分使えると感じたため、ウインドブレーカーの携行をやめた。
軽量化において、「モノを減らす」というのは最も効果が高い。
たかがウィンドブレーカー一つだが、160gを減らすことができた。
加えて、「エアロスピードジャケット」自体もレインウェアとして考えたら超軽量である。

強いて言えば、やっぱり白は汚れが目立つってことだろうか。
山では気にならないが、街でもヘビロテしているので、目立つ汚れは残さないよう、毎回丁寧に洗濯をしている。

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立山別山北峰での写真。エアロスピード着用中。自分撮りは滅多にしないので、これしかなかった。
開けっ放しのポケットや、こなれてない感じのポーズが恥ずかしい。

着心地よく、性能は十分で、とても軽い。
というわけで、総合的にとても気に入っている。
MAMMUTはお高いアイテムが多く敬遠していたのだが、
これ以来、MAMMUTファンになり、ウェアを中心にちょこちょこ買い揃え、どれも満足している。

 

今後の方針

壊れるまで、買い替えはない。断言。壊れたら、後継モデルの「マサオライト」に決まり。
よほど、魅力的なモデルが出ない限り、迷うことはないかな。
唯一考えることと言えば、どこまでの風雨に耐えられるかということである。
ひどい暴風雨の中行動しなければならない状況で力不足を感じたとき、
より耐久性の高いモノを探すかもしれない。
だけど、基本は念入りに天気予報をチェックして山行計画を立て、そんな状況にはならないようにしている。
長く愛用したい。